鳩を飛ばせに行くんです、という曲があって、感覚が正常な人たちはみんな絶賛しているわけだが、私はどうしても納得できない。
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考えてほしい。
靴が破れたらはきかえて
代わりがなければはだしでも
おなかがすいたらパンを食べ
なんにもなければがまんして
ぼくはずんずん行くんです
道をまっすぐどこまでも
嵐にあったらひなんして
熊にあったらうちとって
熊に会ったら避難してはいかんのか。
なぜ殺す。
じゃなくて、なんで鳩を飛ばすだけでこんな大冒険になるんだ?
鳩だってへんぴな山奥で放されても困るんじゃ無いか。そもそもどうやって連れて行くつもりだろう。
篭に入れてか?こんな大冒険を篭の中でじっと見ているのか?骨折るぞ。最悪死ぬぞ。
いやそれ以前に、なぜこの鳩は人間に飛ばされなければならなくなったのか。
怪我をして飛べなくなったのか?だったら拾ったところで放してやるべきだろう。もしやそんな山奥で拾ったのか?だとしたらこの冒険は二度目なんだが、それで歌にするほどの大冒険になるのか。
それとも人の元で育った鳩だろうか。だったら都会で放しても良さそうなものだが。というか山で生きていけないだろう。まさか獅子が子を千尋の谷に落とすがごとくのスパルタ教育か。なるほど学校で教わるわけだ。
考えられる最も納得のいくストーリーはこうだ。つまりこの鳩は異世界の生き物で、時空の裂け目的なところからこちらに迷い込んで蛇ににらまれた蛙のように困惑していたところを主人公が保護して、なんやかやで元の世界に帰るには○月×日の△山頂上に行かなければならないと言うことに・・・・
だめだ。鳩。自力でいけよ、飛べるんだから。
ちなみに、一つわかったことがある。子を谷に落とす獅子は中国の架空の生き物らしい。何にでも疑問を持てば、何かしら新たな知見が得られるということだろう。