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Windows 11にDocker Desktopを導入(2)dockerで開発環境を作る

docker  ... 仮想環境作成ソフト

イメージ ... 仮想環境のひな型

コンテナ ... イメージから作った実際に動く仮想環境

という関係になっている。環境構築の手順としてはまずイメージをダウンロードし、それを元にコンテナを作る。今回はubuntuの環境を作る。

イメージのダウンロード

現在使用できるイメージの列挙

ダウンロードの前に、いまどのイメージを使えるのかを確認する。

docker images

結果。まだ何もないのでイメージ一覧には何も出てこない。

イメージのダウンロード

次にイメージを取得。ネットにつながっていれば、docker pullでイメージをダウンロードできる。

これは

docker pull OS名:バージョン

の順番で記述する。例えばバージョン18.04が欲しければ、 docker pull ubuntu:18.04 と記述する。最新版が欲しい場合は docker pull ubuntu:latest と、latest指定をする。

docker pull ubuntu:latest

もう一度docker imagesをしてみると、イメージ一覧にubuntuのlatestが追加されている。

仮想環境の作成

イメージがダウンロードできたので、このubuntu:latestを元にコンテナ(=仮想環境)を作る。

コンテナを作るには、docker create を使う。

docker create オプション --name 作成するコンテナ名 元になるイメージ

オプションは、-t,-i両方を指定しておいたほうがいい。一応個別に設定できるが(詳しくないのに)つけないでいると仮想環境が動かなかったりI/Oができなかったりする。

-tオプション ... 仮想環境で仮想ターミナルを使う。

-iオプション ... 仮想環境と標準入出力を繋げる。コマンドラインが使用可能になる

docker create -t -i --name my_ubuntu_env ubuntu:latest

仮想環境の起動

起動

作った仮想環境を動かすにはdocker startを使う。

docker start オプション コンテナ名

-a ... 標準出力,エラー出力を接続

-i ... コンテナと対話できるようにする

-aはコンテナの出力を見ることができる(こちらから入力できない)

-aだけで接続してしまった場合、こちらから入力できないので、Ctrl+Cで帰ってくる以外に何もできなくなる。

docker start -a -i my_ubuntu_env

終了

終了する場合は、exitすれば自動的に終了する。

docker psは、何もつけないと現在動作しているコンテナしか表示されないので、-aをつけて停止中のコンテナも表示する

docker ps -a

ただし、Ctrl+Cでコンテナから出た場合、終了していないので docker stop 環境名 をする必要がある。

docker runを使った場合

docker run は、コンテナを作成し、その後起動まで行う。便利といえば便利だが、docker runする度に新たなコンテナが新規作成されるので注意が必要。

docker run でただ起動すると名前が勝手に付けられる(NAMES)。名前を付けたいときは --nameを指定。

docker run -i -t ubuntu:latest

コンテナの削除

docker rm コンテナ名
docker rm my_ubuntu_env

イメージの削除

コンテナにイメージが使われている場合削除できないので、先にdocker rm で、削除したいイメージから作成したコンテナをすべて削除しておく必要がある。

docker rmi ubuntu:latest

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