スポンサーリンク

VC++からlibcurlでhttpsを使うためにOpenSSLをビルド

環境を汚さないことをコンセプトに、Perl+NASM+nmakeでOpenSSLをビルドする。

単体の記事として成立するのでlibcurlは次回。

OpenSSL 環境準備

NASM

まず、nasmの公式へ行き、

https://www.nasm.us/

Stableから、

Index of /pub/nasm/releasebuilds/2.16.01/win64

まで潜り、zipをダウンロード・展開する。

nasm-2.16.01-win64.zip

 

Strawberry Perl

https://strawberryperl.com/releases.html

へ行き、Portable 64bit版をダウンロードする。

strawberry-perl-5.32.1.1-64bit-portable.zip

 

OpenSSL

https://github.com/openssl/openssl

へ行き、以下をダウンロード

openssl-master.zip

 

ディレクトリ構成

今回は、上記を展開し、以下のように配置する。

D:\myDevelop\oss\
├─src\
│  ├─openssl-install\      ... ビルドした結果を格納するためのディレクトリ
│  └─openssl-master\       ... GitHubからダウンロードしたソースコードのディレクトリ
└─tool\
    ├─nasm-2.16.01\
    └─strawberry-perl-5.32.1.1-64bit-portable\

OpenSSL ビルド

1.x64 Native Tools Command Prompt for VS 2019を起動する

今回、x64 Native ToolsのプロンプトがC:\で、ビルド作業をD:\で行い、コマンドプロンプトを使用するので、先にD:\へ移動しておく

>d:\

2.perlのコンソールを起動

プロンプトから、portableshell.batを実行

>cd D:\myDevelop\oss\tool\strawberry-perl-5.32.1.1-64bit-portable

>portableshell.bat

これで、x64 NativeToolsが使えるコンソール上でperlの設定済が適用される。

2.nasmをパスへ追加

このコンソールからnasmを使えるようにパスを追加する。

>set PATH=D:\myDevelop\oss\tool\nasm-2.16.01;%PATH%

3.カレントディレクトリをopensslのトップへ移動

>cd D:\myDevelop\oss\src\openssl-master

4.ビルド開始

>perl Configure VC-WIN64A --prefix=%CD%\..\openssl-install --openssldir=%CD%\ssl no-shared

>nmake

>nmake install

次回

libcurlにリンクしてhttpsに対応する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)


この記事のトラックバックURL: