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Chromium Embedded Frameworkを試す(1)

CEFはアプリケーションにChromeを組み込むためのフレームワークである(辞書的説明)。用は自アプリにChromeの機能を埋め込むためのライブラリ。

導入

ダウンロード

以下からビルド済みライブラリをダウンロード:

https://cef-builds.spotifycdn.com/index.html

CMake

ライブラリ自体はビルド済みだが、C++から使用するにはwrapper dllをビルドした方がよい。このためにCMakeする。

使用時、/MD でリンクしたいなら、必ずUSE_SANDBOX=OFFにする。

これはCEFが持っているsandboxという機能が/MTでビルドされているからで、この/MDバージョンは用意されていない。使う場合はCEFのビルドそのものをやらないといけなくなる。sandboxを使わないとセキュリティが下がるらしいが、とりあえず当分配布するものは作らないのでsandboxをOFFにする。

ビルド

libcef_dll_wrapperをビルドする。他のものはサンプルなので無視してもいい。

今回はlibcef_dll_wrapperを/MDに設定して、libcef_dll_wrapperを右クリック→ビルド でビルドする。

・libcef_dll_wrapper/Release/libcef_dll_wrapper.lib

・libcef_dll_wrapper/Debug/libcef_dll_wrapper.lib

が生成される。

サンプル実行

一応、ALL_BUILDしたcefsimpleを実行してみる。

上ではlibcef_dll_wrapperだけビルドする話をした。当然ALL_BUILDもできるが全てのプロジェクトで/MDまたは/MTに統一する必要がある。

あと、cefsimple.exeは二つ起動すると二つ目がChromeのウィンドウになるという謎動作をする。

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