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久しぶりにTauriを学ぼうと思い、以前の記事を参考にプロジェクトを作ってみた
すると以下のエラーが発生
これはcreate-tauri-appが作成するCargo.tomlが現在インストールされているTauriライブラリのバージョンに対応していないことが由来らしい。
ここで、create-tauri-appのバージョンを調べてみると
npm list -g create-tauri-app
C:\application\node.js\node-v21.6.2-win-x64
`-- (empty)
となっていて、create-tauri-appのバージョンがemptyになっている。このとき、create-tauri-appは必要な時だけ最新版がダウンロードされて使用されるらしい。つまりcreate-tauri-appは最新版が使われるということ。ここで、cargo install tauri-cliを実行してみると
error: failed to compile `tauri-cli v2.1.0`, intermediate artifacts can be found at `C:\User\myuser\AppData\Local\Temp\cargo-installSnryuD`.
To reuse those artifacts with a future compilation, set the environment variable `CARGO_TARGET_DIR` to that path.
Caused by:
package `tauri-cli v2.1.0` cannot be built because it requires rustc 1.77.2 or newer, while the currently active rustc version is 1.74.1
Try re-running cargo install with `--locked`
と、「現在のrustcのバージョンが1.74.1だが、最新のtauri-cliのバージョンはrustc 1.77.2以上を要求する」という理由でtauri-cliのインストールが失敗する。
つまり、プロジェクトを作るcreate-tauri-appのバージョンが常に最新版が使われているが、tauriライブラリの管理などを行うtauri-cliがructc 1.74対応版という古いものなので、最新のプロジェクトをビルドできないということだと思う。
create-tauri-appのバージョンを1.74版に指定すればうまくいきそうだが、低いバージョンを使う意味も今のところないので、rustcのバージョンアップをして対応する。
なおバージョンチェックは
rustc --version
で行う。
これでnpx create-tauri-appでプロジェクトを作成できるようになった。
なお、最新版ではIdentifierを作成時に指定できるので、手動でbundle > identifierを変更する必要もない。