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地方の家電量販店の存在価値を高める方法

家電量販店(爆買いでも減益・赤字)

http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4949260.html

家電量販店の業績が惨憺たる状況になっています。
中国人等の「爆買い」と言われる巨大需要を入れましても、業績悪化が進んでいるのです。

コジマ    63億円の赤字(前期は10億円の黒字・予想は4.4億円の黒字) 無配転落へ
ビックカメラ 68億円の黒字(31%減益:予想は102億円) 

本来なら増額修正してもおかしくはない環境ですが、中国人の「爆買い」を入れても上記のような状況になっているのです。

これは日本人、特に地方での販売不振が深刻化しているからだと言え、このため家電量販店は都心に店舗を集中させてきていますが、中国人による「爆買い」が減少しつつあると言われており、家電量販店は更なる業績下方修正となるかも知れません。

 

リンクとはあまり関係ないのだが、地方の電気屋の品数の少なさはある意味仕方がないことではあるが、それを補う努力があまりされていない。

私がiPadを下見に行ったときの話。まず、iPadがネットにつながっていない。あんなネットありきの機械でネットにつながっていないなどふざけた話である。ダミーのウェブサイトすら用意していないので、Safariの使い勝手を確かめることすらできない。

あるいは、タッチペンの性能が売りのノートパソコンにも関わらず、付属しているClipStudioを起動できる電気屋を見たことがない。私自身はそんなに使うソフトではないのだが、ペン性能を確認したいときにPaintはないだろう。Fresh Paintは薄くて太い線しかかけないし(ちなみにこのあたりは新宿でも大差ない)

 

ネット通販がこれだけ普及している以上、電気屋は「来ていただく」立場に立たなければならないのではないか。こちらとしては、せっかく「行ってやって」も、広告の内容程度の事しかわからないのでは、利用価値がない。

 

じゃあどうすればいいかと言うと、私は、体験型のサービスを要求したい。行くことに意味を持たせなければならないからだ。実物を「見る」だけでも価値はあるが、通販でボタン一つで運んでくれる手軽さにそうそう勝てるものではない。

まず、あのうるさいBGMとテレビの垂れ流しをやめるか、スイッチ一つで切れるようにしておく。

その上で、例えば洗濯機を見に来た人には、実際に動かしてどの程度の音が出るか、振動はどうかを比較体験してもらう。オーディオ機器であれば静かな場所で聞くというのは特に重要なはずだ。勿論、自宅の個室と電気屋の開放的な空間では全く違うのだろうが、それはまあいい。

あるいは、マウス・キーボードコーナーにPCを置いておき、USBをさして試用できるといい。盗難防止措置はなんとかしろ。

 

既にそれが行われている分野もある。例えば蛍光灯だ。あれはつけておくだけだから簡単なのだろう。

だがパソコンはそれだけでは不十分だ。Windowsデスクトップが表示されているだけでは何の情報にもならない。Microsoftがいくらユーザーエクスペリエンス(利用者体験)を高らかに叫んでも、電気屋で体験させてもらえないのは片手落ちと言うものだ。

 

電気屋に行く、と言う行為そのもののせいで、交通費+時間だけでネット通販の割引率が吹き飛んでしまうという事だって珍しくない。それでも店舗に足を運ぶのは、パンフレットではどうにもわからないものを確認したいからに他ならない。

それとも、インター何とかって横文字はよくわからんですじゃという年寄りばかり相手にするつもりだろうか。あの方々がが新発売のスマホに行列を作る姿はなかなか想像が難しいのだが。

 

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